つくむです……。
かつての私は、数字と技術の世界で生きていました。
研究と商品開発の最前線。
手掛けた特許は5件。
動かした予算は、累積で10億円を超えました。
15人と少ないけれど、部下を管理していた時期もありました。
しかし現在、私の目の前にある「数字」は、それとは全く別の、悍ましい性質のものです
100戦、96敗。
これが、50代で再び転職市場に放り出された私の、偽らざる戦績です。
勝率、わずか4%。いや、この4%も面接にたどり着いただけの数字なのです。(令和8年3月末時点)
かつて10億円のプロジェクトを差配していた男の市場価値は、現代の採用システムによって「時給0円の、不採用通知コレクター」にまで暴落していました。
市場は建前上、「経験豊富であること」や「即戦力としての専門性」を求めます。しかしその実態は、履歴書の年齢と職務経歴書に大企業の名前がないというだけで、私という存在を単なる「時代遅れのノイズ」として無機質に処理してしまうのです。私の価値は「時給0円の、不採用通知コレクター」にまで暴落していました。
ある朝、私はいつものようにメールボックスを開きました。
そこで私を待っていたのは、96回目の「お祈り」……ではありませんでした。
それは、これまでの人生で一度も経験したことのない、物理法則すら無視した「致命的なバグ」のような一通のメールだったのです
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